Pyxelを使ったゲーム作成によるプログラミング学習
ブログ記事で紹介した内容を高校生のパソコン実習向けにまとめた配布資料(pdfファイル)です。
ドット絵を表示するプログラムの作成
【記事】Python Pyxel でプログラミング練習 - 勉強ボックス管理者ブログ
【配布資料】パソコン実習_Python_pyxel01.pdf - Google ドライブ
お化けのドット絵は本資料の最後のページに課題の例として記載しています。
じゃんけんゲームの作成
アクションゲームの作成
【資料とファイル】パソコン実習資料 - Google ドライブ
Webブラウザ上でのデモ
ドット絵を表示するプログラム Pyxel demo
じゃんけんゲーム Pyxel demo rock paper scissors
ボールの投げ上げ Pyxel web
(クリックすると円が放物線を描いて移動します)
アクションゲーム Pyxel demo jump 01
(左右方向キーで移動,スペースキーでジャンプ)
キャラクターを動かす Pyxel demo alice
(上下左右方向キーで移動,スペースキーでターン)
Pyxelを使ったプログラミング学習の様子
掲載した配付資料(01,02)とほぼ同じもので,高校生(一年生15名程度,パソコンの習熟度ばらつきあり)が活動したときの様子をメモとして記載します。
<01 ドット絵を表示するプログラム作成>
- ドット絵のエディタがあることで,タイピングが苦手な生徒も活動できた。 マインクラフトのキャラクターを熱心に作成した生徒がおり,簡略化したキャラクターの例として提示すると興味を引けそうだと感じた。
- ソースコード例の文字が判別しにくいことで,プログラム実行時にエラーが多く発生した。フォントに consolas を使用してA4用紙に1枚2ページで印刷したものを配布したが,L小文字と1を誤るケースが特に多かった。
<02 じゃんけんゲームの作成>
- 40分×2の活動時間でタイピングが速い生徒は効果音の作成含めてプログラムを完成できた。多くの生徒はソースコード作成の手順で時間を要していた。実習でのソースコードは記述量が短くなるように工夫が必要であると感じた。pyxel命令と組み込み関数が区別できなくなるがimport文を変更してもよいかもしれない。
・今後の方針
ゲーム作成を題材にすることで学習意欲を高くできるが,それでもソースコードを記述する作業は苦手と感じる生徒が多いように見えた。コードをゼロから記述するのではなく,ある程度記述済みのファイルを用意して適切な分量のコード追加で完成までのステップを体験する形式としたい。