2023-10-09 追記
本記事の「光の分散」という記載は適切ではありませんでしたので訂正します。
「光の干渉により色がついて見える」がより適切かと思われます。
<目的>
白色の光に含まれる光の色を観察する。
※注意
本実験では強い光が目に入らないように注意すること。
特に太陽を直接見ることは大変危険なので絶対にしないこと。
<準備するもの>
- 透明なプラスチック板(惣菜等のプラ容器のふたを利用)
- 透明フィルム(OPP袋,ダイレクトメールの冊子等の透明な封筒を利用)
- はさみ
- 透明なセロハンテープ
<器具の作成手順>
(1) プラ容器のふたから,プラスチック板(5cm×10cm程度)を2枚切り出す。
(2) 封筒を切り開いて,透明フィルムの帯(5cm×20cm強程度)を4枚作る。
(3) プラスチック板に透明フィルムの帯をセロハンテープで固定し,巻き付ける。
フィルム同士の重なりは(しわやほこりで)すき間があるくらいでよい。
帯の端もセロハンテープで留める。
(4) 板1枚に帯2枚を巻き付けたものを2セット作成する。
<観察>
蛍光灯などの光源を作成した器具(フィルム板)を通して見る。
フィルム板を傾け,フィルムの重なり部分に色がついて見える場所を探す。
フィルム板を動かして,交差の角度を変えて変化を見る。
(写真のフィルム板は,帯の巻き付け枚数1枚)
<結果>
フィルム板を傾けるとフィルムの重なり部分に色がついて見えた。
今回作成したフィルム板では紫・青・緑がよく見えた。
傾けた状態で,交差の角度を変えると色も変化した。
<発展>
- 光の分散について調べ
,透明フィルムの層を通過した光の色が変化した理由を考えよう。
- 橙色や赤色の光を観察する工夫を考えてみよう。
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