Pyxel サンプルリソースを使う

Pyxelでプログラミング練習

 Python向けレトロゲームエンジン「Pyxel(ピクセル)」を使ってのゲーム作成を通してプログラミングを学習します。

 【目的】Pythonのクラスを使ったプログラムを作り,オブジェクト指向と呼ばれる技術についてイメージをつかむ。

 最終的には複数のキャラクターを画面に表示するゲームを作成したいので,ドット絵のパターンが多数必要になります。Pyxelのサンプルコードの中の「sample.pyxres」に様々なキャラクターが用意されているので,こちらを使用したいと思います。

サンプルリソースファイルの入手方法

 sample.pyxres はコマンド「pyxel copy_examples」でコピーしたサンプルフォルダの中にあります。自分のPCにコピー済みであれば,プログラム作成環境にコピーして使用してください。
 pyxel_examples\assets\sample.pyxres


 Webブラウザでダウンロードすることもできます。
 pyxel/sample.pyxres at main · kitao/pyxel · GitHub
 

 

イメージバンクの内容

 sample.pyxres をエディタで開くと,イメージバンク0と1に次の画像があります。クラスの学習記事ではこちらのイメージバンク0を元にコード例を紹介していきます。
  

イメージバンク0の座標


イメージバンク0のタイル情報


タイル情報表示用コード

 サンプルリソースを読み込んで,マウスポインタ位置のタイルのデータを表示するコード例です。

import pyxel
pyxel.init(128,128)
pyxel.load("sample.pyxres")
pyxel.mouse(True)

tile = (0,0)

def update():
    global tile
    tile = pyxel.tilemap(0).pget(pyxel.mouse_x//8,pyxel.mouse_y//8)  
    return

def draw():
    pyxel.cls(0)
    pyxel.bltm(0,0, 0, 0,0, 128,128,0)
    pyxel.text(1,9, str(tile), 7)
    return

pyxel.run(update, draw)

実行結果
 


 次回以降の記事でクラスを使ったプログラムを作成していきます。
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