テキスト音楽「サクラ」で日本語入力時にカーソルが消える場合の回避策


2022/09/02追記
テキスト音楽「サクラ」Windows版v2.380 (2022/05/23) で Win10のIME不具合対応版がリリースされていました。

本日Windows版v2.383をダウンロードして起動してみました。
Windows 10 Home 21H2で新しいバージョンのIMEを使用しても問題なく日本語カーソルが表示されます。


テキスト音楽「サクラ」サイトから最新版をダウンロードできます。
sakuramml.com



発生した問題内容

2021年3月
テキスト音楽「サクラ」Windows版 2.379を,Windows 10のPCで使用したところ,日本語入力に切り替えるとエディタの文字入力カーソルが非表示となった。
・入力カーソルが表示されないだけで,入力自体は正常に行われる
・2018年から使用していたPC(Windows 10 1909)では問題なし
・2021年に導入したPC(Windows 10 20xx)でカーソルが消える問題あり

解決の概要

他のテキストエディタでも同様の問題があり,Windows 10 20H2 でのMicrosoft IMEバージョンアップによるものとの情報があった。
文系SEの備忘録 VxEditor カーソル 消える
Windows10動作報告 「NoEditor」

上記を参考にしてMicrosoft IMEのバージョンを以前のものに戻すことで問題を回避できた。

Microsoft IMEのバージョン変更手順

Windowsデスクトップ画面右下の,タスクバー 通知領域 近くの「A」や「あ」で表示されているアイコンからIMEの設定を開きます。

右クリックでIMEのオプションを表示する
メニューから「設定」を選択する
Microsoft IME の設定で「全般」を選択する
全般メニューの一番下までスクロールする
互換性をオフからオンに切り替える
確認ダイアログでOKを選択する
IMEのバージョンが元に戻った表示
以前のIMEでのオプションメニュー


IMEのバージョン変更後に Sakura.exe を再起動して問題が発生しないことを確認

Microsoft IMEのバージョンを最新に戻したい場合

変更した設定を再度変更したい場合は,Windowsの検索機能でIMEの設定画面を表示してください。

  1. タスクバーの虫眼鏡アイコンをクリックするか「 Windowsキー+S」を押すと検索窓が表示されるので,IMEを入力
  2. 検索結果から「日本語IME設定」を選択
  3. 「全般」-「互換性」で「以前のバージョンのIMEを使う」をオフに切り替え

補足

テキスト音楽「サクラ」は,エディタにドレミと書くことでパソコン上で音楽を演奏できるソフトウェア。
演奏命令をテキストで記述できるので,マウスのない環境でのパソコン実習でも生徒が活動しやすいと思われます。
テキスト音楽「サクラ」


補足2

本回避策は2021年5月に問題対応したときの内容を記載しています。
2021年7月13日 Windows 10 Home 21H1 でも上記手順で回避できることを確認しましたが,今後については不明です。
本記事は古いバージョンのIME使用を推奨するものではありません。
古いバージョンのIMEを使用することに不安がある場合は,最新のバージョンに戻す手順で戻すことができます。